鳩山邦夫元総務相は午後6時半ごろ、東京・麹町の個人事務所が入るビル前で、急きょ記者会見。大勢の報道陣に囲まれながら「離党はさわやかに、潔く」「政界再編の捨て石、起爆剤になれば」などと、晴れ晴れとした表情で心境を語った。
離党の動機は「(民主党政権は)社会主義的色彩が強く、この国は滅びの道に入る最悪の事態にある」「自民党の力だけで食い止めることはできない」。
そのための自身の立場は、強力な野党結成に向けた「黒子」。昨年6月に日本郵政社長人事をめぐって当時の麻生太郎首相に総務相を更迭された際は、明治政府と対立して下野した西郷隆盛に心境を重ねたが、今回は「(薩長同盟を仲介した)坂本竜馬のようなことができれば本望」と例えた。
薩長とは「日本一頭の良い政治家与謝野馨、国民の人気が一番高い舛添要一」だといい、「鳩山邦夫という坂本竜馬が、2人を結びつけることができれば最高だ」と意気揚々。両氏への相談は「ご想像にお任せします」と含みを持たせ、旗揚げする新党は「昔の自民党の良いところを全部受け継いだもの」とした。
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原口一博総務相は11日の衆院総務委員会で、政府が地域主権改革の一環で進める国の出先機関の見直しについて、政府の行政刷新会議の「事業仕分け」の手法を用いて出先機関の業務内容の無駄を整理していく考えを示した。自民党の秋葉賢也氏らへの答弁。
出先機関をめぐっては、国と自治体の二重行政が問題視されている。原口氏は「(出先機関の)仕事の中身を今のままにして国から地方に移したところで、地方は迷惑でたまらない」と指摘。事業仕分けを通じ、地方に移管できる仕事を選別したい意向だ。
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南アフリカ共和国の大西洋岸近くにある洞穴内の約6万年前の地層から、平行線や格子状の精巧な刻みがたくさんあるダチョウの卵の殻が多数見つかった。フランス・ボルドー大などの国際研究チームが6日までに米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
細かい破片の状態で発見されたが、当時の狩猟採集生活の人類が、丸い殻に小さな穴を開けて中身を食べた後、水筒として利用したとみられる。表面の刻みは、持ち主の個人や集団を示す目印だったとみられるが、幾何学模様のようでもあり、社会や文化の発達がうかがえるという。
ダチョウの卵は長さ16センチ、直径13センチ前後で、容量は1リットル程度。見つかった破片は2〜3センチ角で、計270個あった。色は赤やオレンジ、灰色などさまざまだったが、化学分析の結果、着色したのではなく、たき火の影響で変色したことが分かった。
南アフリカでは近年、約7万7000年前の抽象的な模様が刻まれた堅い土片や、約7万5000年前の貝殻ビーズも見つかっている。
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埼玉県の小学2年の男児が体と心の性が一致しない性同一性障害と診断された。学校側も全校生徒に性同一性障害の事実を公表し、女児として学校生活を過ごすことを認めていたという。生まれながらの自分の性に強い違和感を覚える時期は、その大半が小学生以下だという。子供が体と心の性の不一致を訴えたとき、周囲の大人たちはどう対応すればよいのか。(太田浩信)
◆全国的対応が必要
性同一性障害は、平成16年に戸籍上の性別を変更できる性同一性障害特例法が施行され、タレントの椿姫彩菜さんらの活躍で広く認知されるようになった。しかし当事者は全国に1万人以上とされるが、正確な統計はないため実態は不明。今回の事例を受けて埼玉県教委が小中高校などを対象に実態把握に乗り出し、医師らを交えて対応策を練る検討会議設置の検討を始めた。しかし、全国的な対応はまだまだだ。
「性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会」(山本蘭代表、会員約800人)は文部科学省に対し、教育機関における当事者の受け入れ指針策定や研修会などの実施、スクールカウンセラーなど校内での相談支援の環境整備などを求めている。だが、山本代表は「全然動かないのが実情」と話す。
4年前にも兵庫県の児童が性同一性障害と認められ、小学校に受け入れられた報道があった。「この子はいま6年生になっているはずだが、現在どういう状況にあるか、誰も知らない。そこが一番問題」と山本代表。
◆多様な性、理解して
多くの症例を診てきた岡山大大学院保健学研究科の中塚幹也教授は「学校の先生がキーパーソン。性の違和に悩む子供がようやく親を説得して学校に対応を求めても、そこで無理解な対応を取れば何にもならない。一番大切なのは本人の負担を軽くしてあげること。親や学校による子供への支援のほか、在校生全体が多様な性への理解を深めるための教育、保護者への情報提供が重要」と指摘する。
たとえ周囲から受け入れられても当事者が抱える問題は多い。特に問題となるのが、小学校高学年から中学校の時期に迎える第二次性徴だ。ひげが生え声が太くなる、胸が膨らみ初潮を迎えるなど男女それぞれに体の変化が出てくるからだ。「そういう変化に心がついていけるのか、という心配がある」(山本代表)。実際、中学生の時期に不登校や自殺を考える事例が最も多いという。
自身も黒いランドセルを選ぶのが嫌だった山本代表は「当事者は性別を変えることに一生懸命で、そのほかのことに気付かない。性を変える悩みが大きく、自分が本当にやりたいことを見つける時間がなくなってしまう。小さいときから周囲にちゃんと受け入れられ、自分の道を進めることができるようになればよいのだけど」と話している。
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■中学まで90%違和感
岡山大学病院ジェンダークリニックは、平成10年から18年までに同病院で性同一性障害と診断された661人を対象に性別について違和感を覚えた時期を調査した。
それによると、小学生までに約80%、中学生までに約90%が自分の性に違和感を持っていた。また、FTM(female to male=身体の性が女性で心の性が男性)の方が、MTF(male to female=身体の性は男性で心の性が女性)よりも自分の性に違和感を抱く時期が早かった。
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